
青いきれいな海によく似あうウミガメ。昔ばなし「浦島太郎」にも登場することからわかるように日本人にとっても身近な存在でした。今回はそんなウミガメの種類についてご紹介していきたいと思います。
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世界中に生息するウミガメの種類

ウミガメは寒帯きインド洋、太平洋、大西洋など世界各地の海に生息しています。ウミガメの種類はタイマイ、ヒラタウミガメ、ヒメウミガメ、ケンプヒメウミガメ、オサガメ、アオウミガメ、アカウミガメ、クロウミガメの8種類ですが、クロウミガメはアオウミガメに酷似しており、研究者によっては同種であるという考えもあります。
日本の近海に住むウミガメたち

日本の近海ではアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイ、オサガメ、ヒメウミガメ、クロウミガメをみることができます。
アカウミガメとアオウミガメは水族館でもよく見ることのできるメジャーなウミガメです。
アカウミガメとアオウミガメの違い

その名からわかる通り体色が赤みがかってるアカウミガメに対してアオウミガメは青い体色です。ほかによく似た両者の見分け方は額の形で額の鱗が2枚に割れているのがアオウミガメ、花びらのような形で5枚に分かれているのがアカウミガメです。
また、甲羅の形にも違いがあり、丸い形でツルツルした鱗を持つアオウミガメに対して、アカウミガメの甲羅の形は三角形に近く、ザラザラしています。
アオウミガメの亜種とも考えられているクロウミガメのほかのウミガメにない大きな特徴として産卵時以外にも甲羅干しのため陸に上がることがあります。
べっ甲の材料としても有名なタイマイ

タイマイも日本の近海で見ることができるメジャーなウミガメのひとつです。サンゴ礁の発達した熱帯や亜熱帯の海に生息しており日本では奄美大島以南の南西諸島で産卵をします。
タイマイは熱帯に生息する海綿動物をエサにしています。海面動物は毒を含んでおりエサとしては敬遠されていますが、海面動物を食べるタイマイ自身も肉に毒が含まれています。
タイマイは甲羅がべっ甲の材料に用いられることでも有名で江戸幕府を開いた徳川家康もべっ甲の眼鏡を使っていたといわれています。
ただし、乱獲や環境悪化のためタイマイの数が減少しており、絶滅が危惧されているためべっ甲には取引制限が課されています。現在、流通しているものは規制をされる以前の加工されたものに限られています。
最大の大きさを誇るオサガメと最小のヒメウミガメ

リクガメを含め、地球上で最大の大きさを誇るカメの仲間がオサガメです。その大きさはメートルにもなり、これまでに発見された最大の大きさは2.6メートル、重さは916キロと1トンに近い重さがあったそうです。
大きさだけではなく、歴史も深く2億年前の恐竜時代から姿を変えず生き残って今うす。一方で現在、最も絶滅に近いカメといわれています。
対照的にヒメウミガメはオリーブヒメウミガメとも呼ばれ大きさは70センチほどとウミガメの仲間の中では最小です。生息数もウミガメの仲間なかでは最も多いのですが、絶命の恐れがあるという点ではほかのウミガメとはかわりはありません。
日本近海では見られないケンプヒメウミガメとヒラタウミガメ

ここまで日本近海で確認できるウミガメを紹介してきましたが、世界中には日本付近に生息しないウミガメもいます。それがケンプヒメウミガメとヒラタウミガメの2種類です。
ケンプヒメウミガメはヒメウミガメに近い種類でヒメウミガメに次ぐ小ささです。
主な生息地はメキシコ湾でアリバダと呼ばれる産卵の時期は最大の産卵地であるメキシコのランチョ・ヌエボではケンプヒメウミガメが砂浜を覆いつくす光景を見ることができます。
ヒラタウミガメはオーストラリア北部の海域に生息しており大陸棚のごく浅い海域で観測されることが多いウミガメです。
近年までアオウミガメの亜種であると考えられていましたが頭骨の特徴から別の種であることが確認されました。
世界中に住むウミガメを紹介してきましたが、どのウミガメも乱獲や自然環境の悪化により生息数は減少しています。
世界的に保護の取り組みが行われており、ウミガメの数の回復を目指しています。
ウミガメはきれいな海にしか生息できないため、海を汚さない一人一人の心掛けが大切です。