哺乳類 森林に住む仲間

マダガスカルを代表するワオキツネザルの特徴

投稿日:2019年9月16日 更新日:

ワオキツネザル

世界中には数多くサルの仲間が生息をしています。手のひらに乗るほどのサイズからゴリラのような大型の種類がいますが、今回は南の島に住むワオキツネザルを紹介していきたいと思います。ネット上ではその名前からますだおかだを連想する声もありますが、彼らに負けず劣らずの個性をもつサルのようです。

マダガスカル島の国獣でもあるワオキツネザル

ワオキツネザルの顔

ワオキツネザルの生息地はアフリカの東部海上に位置するマダガスカル共和国です。マダガスカル共和国はマダガスカル島のみで一つの国を成しており、隔絶された自然環境から、ほかの地域で類を見ない多様な種類の動物が生息しています。キツネに似た顔つきから命名されたキツネザルの仲間もその一つでマダガスカル島にのみ見られるサルの仲間です。
ワオキツネザルはその名のとおり、キツネザルの一種で生息域はマダガスカル島南部であまり深くない森林や森林近くに地域、岩山地帯など様々な環境で生息しておりほかのキツネザルと比べて広い地域に分布しています。
ワオキツネザルはマダガスカル共和国の国獣とされており、マダガスカル島を代表する生物といっても過言ではありません。
ニューヨークの動物園から飛ぶ出した4匹の動物を主人公にした大人気コメディ映画「マダガスカル」に登場するマダガスカル島の王様であるキング・ジュリアンはワオキツネザルをモデルにしていることでも有名です。

特徴的な尻尾を持つワオキツネザル

草むらで休むワオキツネザル

ワオキツネザルの特徴としてもっとも目立つのがと奥朝的な尻尾ではないでしょうか。長く伸びたし尻尾は白と黒の輪が交互に色づいており、和の模様の尾を持つキツネザルということでワオキツネザルという名前が付けられました。この尻尾は必ず黒で終わることもワオキツネザルの特徴のひとつです。ワオキツネザルは仲間同士をこの模様を見て判断しているといわれています。
ワオキツネザルの体長は50センチ弱ですが尻尾は60センチほどあり体よりも尻尾のほうが長く伸びています。
多くの霊長類は尻尾を手のように使い、木にぶら下がる姿を見ますがワオキツネザルの尻尾はものをつかむことができません。
この尻尾は地上を歩く際に高く挙げながら移動を行いますが、仲間に自分の居場所を教える役割などコミュニケーションのツールとして活用しているようです。
また、尻尾はふさふさの毛におおわれているため、動物園などでは寒い日にマフラーのように体をくるむ姿も確認されています。

鳴き声はネコ?飛ぶ?地上では2本足の歩き方をする?ワオキツネザルの生態

歩くワオキツネザル

ワオキツネザルにはいくつか、ほかのキツネザルとは異なる独特の生態があります。
キツネザルは木の上で生活する樹上性が強く、ワオキツネザルも例外にもれず樹上性でエサとなる果物や木の葉、花や昆虫、はたまたカメレオンといったエサを食べます。気の上では抜群の俊敏性を発揮し木から木へと飛び移る際などには体のばねを使ったジャンプをすることでも有名で、3メートル以上のジャンプをすることもあります。
一方で木から降り移動をすることも多く、キツネザルの中で最も地上で生活する時間が長いです。地上では上述のように尻尾を立てた4本足で移動をするのですが2本足で立つこともあり、器用に横っ飛びのような移動をします。
また、ワオキツネザルの学名は”Lemur catta”というのですがこの「catta」はネコを意味しています。ワオキツネザルは様々な鳴き声を発するのですが、その鳴き声が「ミャーミャー」と猫の鳴き声のように聞こえることからこの名がついたといわれています。
最近の研究では群れの中で弱いオスほどよく鳴き声を発するといわれており、さまざまな鳴き声を発することで群れの仲間とコミュニケーションを取り関係を維持しているのだそうです。

いかがだったでしょうか。マダガスカル島を代表する生物であるワオキツネザルは日本でも多くの動物園で見ることができます。どこか憎めないワオキツネザルの姿を見に動物園に訪れてみてはいかがでしょうか。

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