
米津玄師さんの楽曲のタイトルでもお馴染みのフラミンゴ。動物園で色鮮やかな姿を見る機会も多いのではないでしょうか。今回はそんなフラミンゴの動物園での展示やなどについてご紹介していきたいと思います。
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動物園の顔?入り口にはフラミンゴ

フラミンゴは鳥類の中では動物園で見かける頻度の高い動物ではないでしょうか。中でもフラミンゴの展示は入口近くに設置されているケースが多いようです。
例えば上野動物園では表門こそパンダの展示が最寄ですが、池之端門は入ってすぐフラミンゴが見えます。
他にも大阪の天王寺動物園や北海道の旭山動物園など多くの動物園で入口付近にフラミンゴが展示されています。
いったいなぜフラミンゴが入口付近に展示をされるケースが多いのでしょうか。
実はフラミンゴの色鮮やかなピンク色の体色で動物園に来園した人の気分を高めることを狙っているのだそうです。
日常では見慣れないピンク色の鳥を見てもらうことで非日常の雰囲気を演出するというわけです。
加えて、ゾウやライオン、キリンなど主役になりうる動物は奥のほうに展示されるのでそれまでの繋ぎという役割もあるようです。
屋外展示なのに飛んでいかないフラミンゴ

動物園でのフラミンゴの特徴は屋外展示が多いという点も共通しています。むしろ、屋内展示のフラミンゴのほうが珍しいのではないでしょうか。
もちろん、フラミンゴはダチョウやペンギンなどと違い、空を飛ぶことのできる鳥です。
そこで気になるのはフラミンゴは屋外展示で飛んで行ってしまいそうにも関わらずなぜ逃げ出さないのでしょうか。
フラミンゴが屋外展示で外に飛んでいかないのには2つの理由があるそうです。
1つ目の理由はフラミンゴが空を飛ぶ際に、長い距離の助走が必要であるということです。
フラミンゴの展示されている運動場は飛び立つことができるほどの広さがないため、逃げ出す心配がないのです。
もう1つの理由は飛んでしまわないようにフラミンゴの片方の羽を切る「断翼」を行っているそうです。ただし、この断翼はアメリカやヨーロッパでは禁止されており、現在は福祉的な側面から行っていないところも多くあります。
このような理由により、フラミンゴは屋内で飼育されているのも関わらず、逃げ出さないそうです。
屋内で飼育されているため、スズメなどの野鳥がフラミンゴの運動場に侵入するなど、意外な組み合わせをみることできるのも動物園ならではの光景です。
ある動物園ではフラミンゴの中に紛れこんでしまったアヒルが空気を読んで片足立ちをしている姿も話題になりました。
ハートに見えて縁起の良いフラミンゴは入口にぴったり?

動物園の入口にフラミンゴの展示が多い理由には含まれてはいませんが、フラミンゴは縁起の良い動物とも言われております。
そもそも鳥は幸せを運んでくれるという連想から全般的に演技が良い生物とされています。
そのなかでもフラミンゴは向かい合った姿が、色合いも相まってハートに見えることから恋愛運が上昇するともいわれており、風水でも幸せの象徴とみなされることもあるようです。
色鮮やかでSNS映えもするフラミンゴは結婚式などでもモチーフにされる機会が多いようです。
フラミンゴを見ながら食事ができるレストラン

フラミンゴを見ることができる施設は動物園だけではありません。茨城県や福島県を中心に展開している「シーフードレストランメヒコ」はカニピラフなどのカニ料理が地元では有名なレストランなのですが、その一部店舗ではフラミンゴを見ながら食事を楽しむことができます。
フラミンゴを見ることができるのは、いわき、郡山、つくば、水戸、守谷、山形の店舗で、他の店舗では水族館のような水槽で魚が泳ぐ姿やオーシャンビューを見ながら食事をすることができるそうです。
魚はまだしも、なぜフラミンゴを見ながら食事をすることができるのでしょうか。
関係者の話によると、創業者がレストランを起こす前に滞在していたメキシコで飛来する数千羽のフラミンゴの群れを見て感動したことがきっかけになったようです。
フラミンゴは動物園の内外で抜群の存在間を誇り、各地で愛されていることがわかりました。